ケース3. 工作好きな子どもと本がとにかく好きな母

担当:大津泰子


■相談者について

 40代女性

 3LDKの戸建てに家族5人でお住まい

■オーガナイズ作業費用

 1日3時間14,500円(割引あり)

■サポートにかかった期間

 1年3か月(訪問回数15回) 


ご依頼時の様子

(担当の大津が募集している)発達障害児向けの片づけサポートのモニター募集に応募してこられました。
子どもが自分で学校の用意をし、片づけられるような仕組みを作ってほしい、自分自身も片付けが苦手で子供にどのように片づけを教えればいいか分からない、とのことでご依頼されました。

 

家の様子

お子様:

  • 工作などの創作活動が好きで、作りかけのもの、いつか作る時の材料、出来上がった作品などが沢山あり、机周辺があふれかえっている
  • とにかく捨てられず、どこにしまえばいいのかわからないものが床に置かれた箱に入れられ、あふれかえり、お父様が見るに見かねて全部捨てられる、というサイクルが繰り返されていた。

 上記の様子から、捨てる事への警戒心は相当なものがあるのでは?と推察されました。

 

お母様:

  • 本がとにかく好きで、捨てられない、と各部屋に大量の本を所蔵されていた
  • 手芸やクラフトもお好きで、細々とした材料や作品が沢山あり、こちらも各部屋に点在している
  • 洋服をたたむことが苦手で洋服の管理にも困っている

 

 

当初はお子様の片づけについてのご依頼でしたが、お子様のスペース以外のオーガナイズの必要性を感じる状況だったので、お子様とお母様の同時進行でのサポートをご提案させていただきました。



作業中の状況

お子様がこれ以上片づけを嫌いにならない様にすることを意識して作業に入りました。

学校から帰ってきて、疲れていたり、調子が良くない様子の時には、ムリに勧めようとせず少しずつ進めました。

 

  • 捨てるのではなく分けること
  • どんな時に使うものなのか?

そこに意識が向かうように言葉がけを工夫しました。


作業後の様子

最初の頃は取り掛かるまで時間がかかったり、注意の持続時間も短かかったりで、目に見える成果が出にくいこともありました。

訪問を重ねるうちに、要不要の判断スピードも速くなり、その日の作業ゴールに到達しやすくなりました。

 

 

一度に広範囲の片づけをするのは、負担が大きい事に納得され、少しずつ無理のないペースでオーガナイズを継続されています。



お客様のご感想

片付けについて、どこから手をつけたらいいのか私自身途方にくれており、息子に片付けを教えることが出来ませんでした。先生にすこしづつ息子の特性を探りながら息子自身が片付けやすいようにがんばっています。

そのうち私自身も今のごちゃごちゃした家を整理したい、探しものをしたくない安全に暮らしたいと思うようになりました。正直月1のオーガナイズでキレイにしても散らかるのはあっと言うまでさいの河原の石を積んでいる気分でしたが、3歩進んで2歩下がるといった感じですこしづつ整理がついてきた気がします。

息子が学校か帰ったあと所定の位置にランドセルをおいてくれることがこんなに私のストレス軽減になることに驚きました。

今後は私もオーガナイズ頑張って、家族のストレスを減らしたいと思っています。